5歳~11歳のワクチン接種については以下の点をご確認の上、保護者の方とお子さんで接種についてご判断ください。また、ワクチンを早く接種した人や、ワクチンを接種できない理由がある人など、様々な人がいます。ワクチンを接種している、接種していないといった理由で周りの人を悪く言ったり、いじめたりすることは、絶対にあってはなりません。
※厚生労働省ホームページからの引用です。
「努力義務」について
小児用のワクチンは、臨床試験等から有効性や安全性が確認されていること、海外でも広く接種が進められていることなどを踏まえ、日本でも接種が進められることになっています。しかし、小児については、現時点において、オミクロン株に対するエビデンスが確定的でないことも踏まえ、小児について努力義務の規定は適用せず、今後の最新の科学的知見を踏まえ、改めて議論することが適当であるとされています。
「努力義務」とは
「接種を受けるよう努めなければならない」という予防接種法(第9条)の規定のことで、義務とは異なります。接種は強制ではなく、最終的にはあくまでも、ご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります。
予防接種法に基づいて行われる定期接種の多くのもの(4種混合、麻しん、風しんの予防接種など)にも、同じ規定が適用されています。
「発症予防効果」について
オミクロン株が流行する前のデータではありますが、小児へのワクチン接種により新型コロナウイルスに対する中和抗体価の上昇や2回目接種後7日以降は90.7%の発症予防効果が確認されていること、現時点で安全性に重大な懸念は認められていないことが報告されています。
「発症予防効果」は、被接種者本人の発症を予防する効果をさします。ワクチン接種により、感染を完全に予防できるわけではありません。ワクチン接種にかかわらず、手洗い・消毒、マスクの着用などの適切な感染防止策を続けてください。