3回目接種で使用するワクチンについて、ファイザー社のワクチンに加えて、武田/モデルナ社のワクチンが薬事承認され、3回目の接種に使用できるようになりました。
 安全性・効果についての詳細は、こちら(厚生労働省資料)からご確認ください。

接種対象者

 2回目のワクチン接種を終了した12歳以上の方

使用するワクチン

 ファイザー社または武田/モデルナ社のワクチンを使用します。
 1・2回目と異なる種類のワクチンを接種する「交互接種」が認められています。
 
ファイザー社は1・2回目の接種量と同量ですが、武田/モデルナ社は半量になります。
 ※12歳~17歳の方は、ファイザー社ワクチンを使用します。
  1・2回目に武田/モデルナ社ワクチンの接種を受けた方も、ファイザー社ワクチンになります。
  (12歳~17歳の方への3回目接種においては、武田/モデルナ社ワクチンは薬事承認されていません)

3回目の接種の安全性と効果

安全性

 ファイザー社及び武田/モデルナ社の薬事承認において、3回目の接種後7日以内の副反応は、1・2回目の接種後のものと比べると、どちらのワクチンにおいても、一部の症状の出現率に差があるものの、概ね1・2回目と同様の症状が見られました。

効果

 3回目の接種をした人の方がしていない人よりも、新型コロナウイルスに感染する人や重症化する人が少ないと報告されています。

1・2回目と異なるワクチンを用いて3回目接種した場合の安全性と効果

 英国では、2回目接種から12週以上経過した後に、様々なワクチンを用いて3回目接種を行った場合の研究が行われ、その結果が報告されています。

安全性

 3回目の接種後7日以内の副反応は、1・2回目と同じワクチンを接種しても、異なるワクチンを接種しても安全性の面で許容されています。

効果

 1・2回目接種でファイザー社ワクチンを受けた人が、3回目でファイザー社ワクチンを受けた場合と、武田/モデルナ社ワクチン(※)を受けた場合のいずれにおいても、抗体価が十分上昇することが確認されています。
(※)武田/モデルナ社ワクチンは、3回目は50㎍接種することになっているが、本研究では100㎍接種した結果が報告されています。