小児接種における「努力義務」について

 小児用のワクチンは、臨床試験等から有効性や安全性が確認されていること、海外でも広く接種が進められていることなどを踏まえ、日本でも接種が進められることになっています。しかし、国は小児のワクチン接種について、努力義務の規定は適用せず、今後の最新の科学的知見を踏まえ、改めて議論することが適当であるとされています。

「努力義務」とは

 「接種を受けるよう努めなければならない」という予防接種法(第9条)の規定のことで、義務とは異なります。接種は強制ではなく、最終的にはあくまでも、ご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります。
 予防接種法に基づいて行われる定期接種の多くのもの(4種混合、麻しん、風しんの予防接種など)にも、同じ規定が適用されています。